CATEGORY:使用方法&レビュー 実物 使用例&組合せ例
2016年08月13日
悩める装備~ホルスター その2
「悩める装備~ホルスター その1」からの続きです。
前回はナイロンホルスターとカイデックスホルスターそれぞれのメリット・デメリットについて簡単に触れてみました。
ナイロンもカイデックスもそれぞれ使用する状況や条件で選択することが可能ですが、
”サバイバルゲームで使用する”ということに絞ってここからは話したいと思います。
サバイバルゲームは10~15分という限られた時間の中でほぼ交戦状態が続くことが多いかと思います。
そうなると
”素早くドローができ、スムーズにホルスターに戻せること”
が重要になります!
なのでここからはその条件にあっている、カイデックスホルスターに重点を置いて話を進めていきたいと思います。
カイデックスホルスターは主にハンドガンを差し込んだだけで保持できるパンケーキタイプと、
ハンドガンを差し込んでロックをかけるタイプの2種類が有ります。
《 パンケーキタイプのホルスター 》
パンケーキタイプは2枚のカイデックスでハンドガンを包み込むように張り合わせ、
ハンドガンを挟み込むことで保持してくれるので非常に抜きやすく、また戻す時もスムーズに収まります。
パンケーキタイプのホルスターは身体に密着して装着できる上に、ロック機能等の出っ張りがないのでコンシールドキャリーの時などには良いのですが、その形状から主にヒップホルスターとしての使用に向いており、逆に言えばヒップホルスターとして使用する以外の場所、レッグ部やプレートキャリアー等動きのある場所への装着にはあまり向いていません。
腰回り以外の動きのある場所にホルスターを装着したい場合は
やはりロック機能付きのホルスターがお勧めです!
《 ロック機能付きホルスター 》
左側の2つがBLACKHAWK!製で、右側がSafariland製。
ロック機能付きと言ってもホルスターにハンドガンを差し込むと自動でロックが掛かるタイプと、
ホルスターにハンドガンを差し込んだ後に射手が自分でロックをかけるタイプが有ります。
ミルフリークスでも取扱いのあるBLACKHAWK!のSERPAホルスターはハンドガンを差し込むと自動でロックが掛かるタイプで、ミリフォトでもよく見掛けますしサバイバルゲームでも多くの方が使っているホルスターです。
BLACKHAWK!のSERPAホルスターは
ハンドガンのトリガーガードの内側に突起部を引っ掛ける感じでロックがかかります。
なので、ロックを解除する時はトリガーを引く人差し指でロックを解除します。
ところが、この人差し指でロックを解除してドローする動作を慌てて行うとロックを解除した勢いで人差し指がそのままトリガーを引いてしまうという暴発事故がゴクマレに発生しています。
「早くドローして早く撃とう!」
とストレスがかかった状況が多いためです。
これは焦らずにドローしターゲットに狙いをつけてからトリガーに指をかける習慣を身に付けていれば防止できると言われています。
それに対し
Safarilandのホルスターはハンドガンをホルスターに差し込んだ後に自分でロックをかける機構SLS(Self Locking Systems)で、ハンドガン全体をホルスターで包むように軽く保持し、脱落防止用のフラップで落ちないようにしている感じになります。
Safariland Model 6004 SLS タクティカル ホルスター Sig P220/226
SLSはフラップのロック解除をホルスターを取付る内側に有り親指で解除するのですが、
解除部を下に押し込んで前にスライドさせなければなりません。
その為スムーズにドローするには慣れが必要になります。
Safarilandのホルスターには
自動でロックが掛かるタイプALS(Automatic Locking System)のホルスターもあります!
Safariland Model 6305 ALS/SLS タクティカル ホルスター Colt ガバメント M1911
Safariland Model 6305 ALS/SLS タクティカル ホルスター Bretta 92F
ALSもSLS同様ロックの解除はホルスターを取り付ける内側にあるのですが、
こちらのロック解除は手前に引くだけなのでSLSよりは解除し易いと思います。
実はカイデックスホルスターのロック機能はハンドガンの脱落防止もあるのですが、
本来は戦闘時に格闘戦になった場合相手にハンドガンを取られないためというのが一番の理由らしいです。
ロックの解除方法はそれぞれの特徴があるので、
ロック機能付きのホルスターを使う場合はスムーズにロックを解除出来るよう慣れることが重要です。
またどのロック機能が付いているホルスターに言えることなのですが、
ロック解除の部分に小枝や小石が入り込んでしまいロックを解除できなくなってしまったということもあるそうです。
茂みの中でアンブッシュした時や、プローンの姿勢を取ったり装備を付けた状態で転げ回った時などは要注意です!
今回お話したとおり各カイデックスホルスターの機構やメリット・デメリットをシッカリ理解することはとても重要な事で、他の装備同様使用する装備を知ることはただその装備を付けるだけでなく創意工夫で100%以上活用できるようになると思います。
それでは、またまた続きますm(__)m
大豆入田”助ゑ門”トメ吉
【 定休日について 】
MIL-FREAKSの定休日は土曜日/日曜日/祝日です。
(その他、年末年始・夏季休業期間あり)
定休日はメール連絡・発送業務をおこなっておりません。
休業期間中のご注文などは翌営業日に対応いたします。
その他、ご不明な点は下記をご確認くださいませ!
HELP
前回はナイロンホルスターとカイデックスホルスターそれぞれのメリット・デメリットについて簡単に触れてみました。
ナイロンもカイデックスもそれぞれ使用する状況や条件で選択することが可能ですが、
”サバイバルゲームで使用する”ということに絞ってここからは話したいと思います。
サバイバルゲームは10~15分という限られた時間の中でほぼ交戦状態が続くことが多いかと思います。
そうなると
”素早くドローができ、スムーズにホルスターに戻せること”
が重要になります!
なのでここからはその条件にあっている、カイデックスホルスターに重点を置いて話を進めていきたいと思います。
カイデックスホルスターは主にハンドガンを差し込んだだけで保持できるパンケーキタイプと、
ハンドガンを差し込んでロックをかけるタイプの2種類が有ります。
《 パンケーキタイプのホルスター 》
パンケーキタイプは2枚のカイデックスでハンドガンを包み込むように張り合わせ、
ハンドガンを挟み込むことで保持してくれるので非常に抜きやすく、また戻す時もスムーズに収まります。
パンケーキタイプのホルスターは身体に密着して装着できる上に、ロック機能等の出っ張りがないのでコンシールドキャリーの時などには良いのですが、その形状から主にヒップホルスターとしての使用に向いており、逆に言えばヒップホルスターとして使用する以外の場所、レッグ部やプレートキャリアー等動きのある場所への装着にはあまり向いていません。
腰回り以外の動きのある場所にホルスターを装着したい場合は
やはりロック機能付きのホルスターがお勧めです!
《 ロック機能付きホルスター 》
左側の2つがBLACKHAWK!製で、右側がSafariland製。
ロック機能付きと言ってもホルスターにハンドガンを差し込むと自動でロックが掛かるタイプと、
ホルスターにハンドガンを差し込んだ後に射手が自分でロックをかけるタイプが有ります。
ミルフリークスでも取扱いのあるBLACKHAWK!のSERPAホルスターはハンドガンを差し込むと自動でロックが掛かるタイプで、ミリフォトでもよく見掛けますしサバイバルゲームでも多くの方が使っているホルスターです。
BLACKHAWK!のSERPAホルスターは
ハンドガンのトリガーガードの内側に突起部を引っ掛ける感じでロックがかかります。
なので、ロックを解除する時はトリガーを引く人差し指でロックを解除します。
ところが、この人差し指でロックを解除してドローする動作を慌てて行うとロックを解除した勢いで人差し指がそのままトリガーを引いてしまうという暴発事故がゴクマレに発生しています。
「早くドローして早く撃とう!」
とストレスがかかった状況が多いためです。
これは焦らずにドローしターゲットに狙いをつけてからトリガーに指をかける習慣を身に付けていれば防止できると言われています。
それに対し
Safarilandのホルスターはハンドガンをホルスターに差し込んだ後に自分でロックをかける機構SLS(Self Locking Systems)で、ハンドガン全体をホルスターで包むように軽く保持し、脱落防止用のフラップで落ちないようにしている感じになります。
Safariland Model 6004 SLS タクティカル ホルスター Sig P220/226
SLSはフラップのロック解除をホルスターを取付る内側に有り親指で解除するのですが、
解除部を下に押し込んで前にスライドさせなければなりません。
その為スムーズにドローするには慣れが必要になります。
Safarilandのホルスターには
自動でロックが掛かるタイプALS(Automatic Locking System)のホルスターもあります!
Safariland Model 6305 ALS/SLS タクティカル ホルスター Colt ガバメント M1911
Safariland Model 6305 ALS/SLS タクティカル ホルスター Bretta 92F
ALSもSLS同様ロックの解除はホルスターを取り付ける内側にあるのですが、
こちらのロック解除は手前に引くだけなのでSLSよりは解除し易いと思います。
実はカイデックスホルスターのロック機能はハンドガンの脱落防止もあるのですが、
本来は戦闘時に格闘戦になった場合相手にハンドガンを取られないためというのが一番の理由らしいです。
ロックの解除方法はそれぞれの特徴があるので、
ロック機能付きのホルスターを使う場合はスムーズにロックを解除出来るよう慣れることが重要です。
またどのロック機能が付いているホルスターに言えることなのですが、
ロック解除の部分に小枝や小石が入り込んでしまいロックを解除できなくなってしまったということもあるそうです。
茂みの中でアンブッシュした時や、プローンの姿勢を取ったり装備を付けた状態で転げ回った時などは要注意です!
今回お話したとおり各カイデックスホルスターの機構やメリット・デメリットをシッカリ理解することはとても重要な事で、他の装備同様使用する装備を知ることはただその装備を付けるだけでなく創意工夫で100%以上活用できるようになると思います。
それでは、またまた続きますm(__)m
大豆入田”助ゑ門”トメ吉
【 定休日について 】
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(その他、年末年始・夏季休業期間あり)
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